フランスで子宮内膜症の手術③

手術室は寒い地下❄️

ペラペラの手術着で1時間以上寒い部屋にいたので、体の芯まで冷えている。そして地下は外かと思うぐらい寒くて、着いたらすぐにストレッチャーに乗せられて、紙のシーツみたいなのをかけてくれたけど寒くて震えだす。

もしかしたら潜在的に怖かったのかもしれないけど、自分では寒さで体が勝手に震えてるんだと思った。

時計の真下に放置されて時間を見ると11:30。

手術に参加する看護師さんが挨拶に来たり、他の看護師さんが点滴用の針を手に刺しに来たりと、バタバタ周りが動き出し、そのまま手術室へ。

 

人生で手術はこれが3回目なのだけど(以前も内膜症とチョコレート嚢腫で手術経験あり)やっぱりあの天井のライトが緊張するんだよな。

なんか怖いことされるって脳が反応するみたいで、人生初の手術は手掌多汗症の手術で内膜症のよりは簡単な手術だったけど、若かったし初めてだったから、麻酔が切れた時は寒さと怖さで泣いていた。

 

麻酔師がこれから麻酔かけるよー心配しないでねーと優しく話しかけて来たので、ドキドキしながら気を失う。

 

手術は終わったのか

目が覚めたらさっきと同じ場所で時間は14:30。痛みは感じないし、あれ?すでに終わったのか?まだなのか?とキョロキョロしていると、看護師さんが気づいて「痛い?」と聞かれ、それまで感じなかった痛みが襲って来た。

 

今度は流石にストレッチャーで部屋まで運んでくれて(ホッ)、自分のベッドへ移動🛌

 

痛いけど、日本で内膜症の手術をしたとき、麻酔が切れた後の痛みと比べると、だいぶ痛くない。日本でやった時は痛すぎて唸っていた。

今回は思っていたより痛みが少ないのはなぜ?

それは、おそらくハンパない量の痛み止め打たれてるからだと気づいた。

ベッドに移動した時点で何か痛み止めを打たれて、その後また看護師さんに痛いか聞かれて、まあまあ痛いと言ったら、モルヒネを打たれてなんならその注射の方が痛いぐらいだった。

 

手術後2時間ぐらいしたら今度はおやつの時間。しょっぱいのと甘いのどっちがいい?と聞かれたので、どっちもいらないけど甘い方には紅茶が付いてくると言われてそっちに。

 

紅茶とフロマージュブランとコンポートが運ばれた来たのだけど、食べれない。

まったく受け付けない。

紅茶だけチビチビすすっていると、配膳担当の人が来て、食べないの?と聞いて来たので、まったく食べれる気がしないと言ったらじゃあ後で食べな。と言ってフロマージュブランとコンポートを置いて紅茶を下げられた。

紅茶は置いていって欲しかった。

 

そしてその後はなんだかものすごくキツそうな薬を2時間おきぐらいに💊💊持って来てくれて、ひとつだけ飲んで寝ていると2個飲まないと効かないよ!と強く言われて渋々2個目も飲んで、あとは言われるがままに配られた薬を飲んだ💊💊

 

フランスの入院食

そしてディナーも運ばれて来た。

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日本の病院だとお粥だけどやっぱりフランスはパンなんだなあ🥖

メインは魚で付け合わせに大量のほうれん草。

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頑張って食べようとしたのだけど、全く食欲がなく、ちょっと体を起こすと吐き気がして、水を飲むのがやっと。

 

だって数時間前に手術したばっかりだからそりゃそうだよな。

日本だと一晩ずっと点滴打ってくれてたので食べなくてよかったのだけど、こっちはすぐ食べさせるみたい。

手の甲には麻酔用の針が刺さったままだけど、これはいつ使うのだろうか。

 

つづく