フランスで子宮内膜症の手術②
フランスで手術する日の朝
手術当日の朝。病院へは9時に行かないといけない。9時に病院へ着いたらそのまま手術になります。と言われた。
食事は前日の夜中以降はダメで、飲み物は当日の朝7時までしかだめだというので、7時ちょっと前に起きて、白湯をゆっくり飲みながら精神統一🙏🏻
パートナーが病院へ来てくれようとしたのだけど、なんせ今コロナの影響で患者以外は入り口までしか入ってはいけないとのことなので、一人で行くことにした。翌朝迎えに来てもらわないといけないし。
そして、9時前に病院に着くようにメトロで向かっていると、途中で電車止まりました。
はい、来たー。
急いでる時に限って電車止まるよね🚆
しかもアナウンスで、
「トロカデロの駅で誰かが倒れたんだか線路に飛び降りたんだかで、救急車待ってます。」
とのこと。
これは時間がかかりそうだ〜😥もうこのままだと間に合わないかも。
そこから電車で15分の距離だけど、もうすでに8時50分。
同じアナウンスを繰り返しているのでしびれを切らしてタクシーを呼ぶことにした。
駅を出てUberを注文すると、混んでるので10分待ちです。って。
ヤバイ😨
これは間に合わない。
タクシー来た時にはすでに9時だから確実に遅刻。
車の中からクリニックに遅れると伝えようと思い電話したけど繋がらず、一瞬繋がって遅れそうなんですけどと言うと、担当者と変わりますって、10分待たされる。
もう誰も出ないことを察知し、電話を切ったらすぐ到着。
Clinique International du Parc Monceau
手術する病院はパリ17区のパークモンソー公園近く。
受付に番号札を取る機械があるのでそれで自分の名前とか入れて番号札を取るのだけど、項目がいっぱいあってわからない。
そこで受付にいたおじさんに
🍄「今日手術する予定なんですが」
と言うと名前を聞かれ、
👨🏻💼「そんな名前で予約入ってないよー」
🍄「いや、そんなはずない。ちょっと遅れたけど9時に来いと言われたんですが」
👨🏻💼「本当にこの病院?向かいの病院じゃないの?」
と言われて自分でも何か間違えたのか?と一瞬パニック🤯
手術に関する書類を見せると、
👨🏻💼「あー救急患者かと思ったわ」
って。どゆこと?
そのおじさんは、救急患者の名簿だけしか見ていなかった。という不思議な現象。
歩いて旅行バッグ持って来てるのにな。
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そこからおじさんが番号札を取ってくれて待つこと15分。ようやく呼ばれて病院の秘書の元へ行くと、
👩🏽💻「この番号札は救急患者用だから取り直してきて。」
と冷たい態度。
おじさん、なんで救急患者用にしたのよ。
しかも別に誰用でもいいじゃないか!
と思ったけど、素直に入院患者用の番号札に変えてーとおじさんに頼んで出してもらい、また秘書の元へ。
そして支払いを先に済ませ(退院する時だって最初言ってたのに)また受付前で待機すること30分。
ようやく看護師さんが迎えに来てくれて私の病室へ移動。
🍄「手術は何時頃に行われるのですか?」
👩🏼💼「えーっと、ちょっと待って、すぐ言うからね」
🍄「はい」
👩🏼💼「…。やっぱわからないわ」
なんだそれ。
びんぼっちゃまスタイル
病室に着いたら荷物を置いて、すぐに手術着に着替えるように言われてそこから待機。
寒い〜🥶
病室にはベッドがふたつ。二人部屋だと20€で、ひとりべやだと220€!だったのでもちろん相部屋にした。クリニックの入り口付近は新しい感じで綺麗なので病室も期待していたけど、エレベーターで上に上がるとめっちゃ古い。昔のホテルって感じ。
部屋の扉も昭和の匂いがプンプンするし、天井はコンクリートむき出しの部分が所々あって、ちょうど私のベッドの上には大きな穴があった。。
窓側にヒーターが付いているけど、入り口側の私のベッドまでは届かない。
隙間風入って来てるんじゃないかと思うほど冷えている。
ペラペラの紙の手術着で寒い病室で1時間以上待たされて、骨の芯まで冷えたところで、黒人男性の看護師さんが呼びに来た。
その手術着は後ろが開くタイプで首元と腰を紐で縛るスタイル。下は同じ色のゴワゴワした紙パンツ。足元は紙の靴カバーみたいなものを素足に装着。
びんぼっちゃまスタイルで、普通に歩いてエレベーターに乗り込み、しかも他の患者さんを乗せたストレッチャーも一緒にエレベーターに入ったのでギュウギュウ。
その患者さんに付き添っていた看護師さんも黒人の若い男性で、私に付き添っていた看護師さんと、サリュー!みたいな感じで世間話。
私がエレベーターの角っこに異様な緊張感で縮こまっていたら
「マダム、この病院始めて?ようこそ。」
って言われた。
なんかパリの街角っぽいわ。
ちょっとだけ癒されました。
つづく
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